ユーザー管理(IAM)

管理者メンバー(ユーザー)を追加(Kinstaの管理者メンバー管理)Kinsta
このブログを読んで、わかるポイント

・ユーザー管理(IAM)とは?
・この機能が役立った私のケース
・ユーザー管理の使い方

ユーザー管理とは

ワードプレスサイトを運営していくうえで、phpMyAdminやMySQL、FTPファイルなどのサーバー関連の操作をする場合があります。


これらのサーバー関連の操作は、ウェブサイトの編集と比べて専門的な知識が必要になります。

分かりづらく、場合によっては専門のエンジニアなど、誰か他の人の力を借りて対処する場合があります。


このようなときみなさんは、このお手伝いをお願いする方に、サーバーの管理画面に入ってもらって作業してもらわないといけません。

みなさんの管理者としてのログイン情報を伝えることになります。


この管理者ログイン情報を他人と共有してしまうので、そのお手伝いさいんは、そのサイトの情報だけでなく、みなさんに関する他の情報も見れることになります。

これは、個人情報保護の観点から望ましくありませんね。


このようなケースにおいて、この課題を解決してくれる機能がKinstaの「ユーザー管理」という機能です。


これは、Google Cloud Platformなどの「IAM」機能と同じもので、ある自身のプロジェクトに、権限を限定して他人を招待するという機能です。

MyKinstaユーザー役割の仕組みについて
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「ユーザー管理」が役立った私の体験

私自身も以前に、サイトのバグを処理したとき、一部作業を海外のデベロッパーさんにお願いしたことがありました。


お願いをした方は定評があり、信用できる方だということは、あらかじめ分かってはいました。

けれど、一度も会ったことがない、チャットでのやりとりのみの関係であったため、そのような関係の方にサーバーのログイン情報を提供するのは、正直不安を感じてました。


しかし、私の場合はこのKinstaのユーザー管理の機能があったため、サーバー管理画面のアクセス権限を限定して、その方専用のログインアカウントを作成しました。

なので、私自身のログイン情報を教えることなく安心・安全に業務を委託することができました。

ユーザー管理の使い方

ここではKinstaの管理画面にて、この「ユーザー管理」の使い方をご説明します。


・ログイン後、左メニューから「ユーザー」を選択(

・左上の「ユーザーを招待」を選択(

管理者メンバーを追加する方法(Kinsta)

次の画像のとおり、ポップアップが表示されます。

アクセス権レベルを選択する(Kinstaの管理者メンバー管理)

・招待したい方のメールアドレスを入力します(

・企業レベルアクセスというタブをクリックすると(


この企業レベルアクセスサイトレベルアクセスという表示が出ます。

(※この「企業レベルアクセス」という和訳は微妙なので、意味を考えないでください)


企業レベルアクセスを選択すると、このKinsta管理画面で運営されている全てのサイトへのアクセス権限が付与されます。


サイトレベルアクセスを選択すると、該当サイトのみへのアクセス権限が付与されます。


ある1つのサイトにのみ、他人に見てもらいたい場合は、サイトレベルアクセスを選択します。


サイトレベルアクセスをクリックすると、次の画像のとおりになります。

サイトを選択する(Kinstaの管理者メンバー管理)

空欄の枠が表示ますが、ここをクリックすると(

サイト名が表示されますので、サイトを選択します(


権限レベルを選択する(Kinstaの管理者メンバー管理)

サイトの管理者という箇所があります(

ここをクリックすると、サイトの管理者もしくはサイトの開発者を選ぶことができます(


先述した、サーバーにおける技術的な問題を誰かに見てもらう場合であれば、「サイトの開発者」を選びましょう。

サイトの管理者」は、アクセス権限を付与する「ユーザー管理」(まさに今回紹介している機能)や、「活動記録」へのアクセスも付与することになります。

これは、このサイトの管理者として、より多くの情報を閲覧することができてしまいます。


またこの「サイトの管理者」は、本番環境のサイトへのアクセス権を付与します。


※「本番環境」は、ステージング環境の対義語です。
詳しくは以下のブログをご覧ください。


したがって、このサイトの管理者として招待を受けた方は、本サイトを直接編集できる権限を、あなたから与えられます。

アクセス権を与えすぎるのが不安で、いきなり本サイトをいじられるのが嫌であれば、ひとまず「サイトの開発者」を選びましょう。


なお、招待したユーザーの権限の変更「サイトの開発者」⇔「サイトの管理者」はいつでもユーザー管理画面から簡単にできます。


ユーザーを招待する(Kinstaの管理者メンバー管理)

「招待する方のメールアドレス、サイトレベルアクセス、サイト、サイトの開発者」を今一度、確認します。

ユーザーを招待をクリックします(


ユーザー管理の画面に戻り、下の画像のとおりの表示になります。

招待メール送信の完了と、ステータス(Kinstaの管理者メンバー管理)

みなさん側の操作は以上です。


このあと、招待を受けた方は、メールを確認します。

招待メール通知(Kinstaの管理者メンバー管理)

メールの「招待を承諾する」をクリックすると、Kinstaのログイン画面に移動します。

招待メールがきたら、ログインへ(Kinstaの管理者メンバー管理)

招待を受けた方は、名前とパスワードを入力、利用規約にチェックを入れて「アカウントを作成」をクリックします。 


これで、招待が完了となります。


この招待を受けたユーザーの次からのログインは、みなさんがKinstaにログインするのときと同じページからします。

my.kinsta.com/login/

管理者であるみなさんの管理画面において

・誰が「開発者」または「管理者」であるかを確認でき、

そのアクセス権の変更をすることができます

権限レベルを変更する(Kinstaの管理者メンバー管理)

このユーザーの任務が終れば、上記画像の「変更」ボタンの右にあるゴミ箱マークをクリックすることで、アクセス権を無くせます。

まとめ

このユーザー管理の機能は、サイトをチームで運営していく場合や、単発で誰かにサーバー設定を見てもらいたい場合お手伝いさんのアクセス権を限定して、その方専用のアカウントを作成することができます。


このことから、みなさんのアカウント情報を教える必要がありません。


私のように、誰かに一部作業をお願いする場合には、とても便利で実用的な機能といえるでしょう。


最後に繰り返しになりますが、もし、みなさんが誰かを招待する場合はひとまず、サイトレベルアクセスを選択したうえでサイトの開発者にすることをお勧めします。


そうすることで、不必要な情報にアクセスさせることなく、またステージング環境でのみ編集ができる、ということからみなさんのウェブサイトが壊されるリスクも無いからです。


そのユーザーがサーバー関係に詳しく、また信頼できるようになったうえで本サイトのアクセスなどの権限を与える「サイトの管理者」に変更すればいいかと思います。

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深谷 佳実 (ふかや よしみ)

動画配信サービスの開発が好き過ぎて、趣味だった動画配信サービスの開発が仕事になりました|千葉県出身|英語とドイツ語が得意|趣味はお料理とお散歩|ジェピスタ代表

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