mediable(メディアブル)とは「貴方の動画や投稿を、定額制サービスとして有料配信することができる」というサービスです。
mediableの運営会社は、mediableについて「誰もが簡単にはじめられるサブスク動画プラットフォーム」であり、そのサービスの手数料率は「業界で最安である」と謳っています。
YouTubeにおいて「YouTubeメンバーシップ」という機能があります。
このYouTubeメンバーシップとは、月額を支払っているユーザーにだけ、貴方の動画や投稿を見せることができるというYouTube内の機能です。
このmediableを利用すれば、その「YouTubeメンバーシップ」と同様のサービスを作ることができます。
mediable(メディアブル) 運営会社:株式会社TRIVE GROUP
サービスのリリース日:2020年9月15日
今回はこのmediable(メディアブル)が、どのようなサービスであるか ということについて解説します。
また、実際にインフルエンサー(発信者)の方々が、このmediableを利用してサブスクサービスを始める際の メリットやデメリット、さらにYouTubeメンバーシップなどの他サービスとの比較 についても解説します。
本記事は、mediableでサブスクサービスを始めることをご検討されている方向けの内容が中心となります。
もし貴方が「サブスクサービスを始めたい!けどmediableで始めていいかな?」とお考えの場合、本記事は、貴方にとって「mediableが貴方のニーズにあった適切なサービスであるか」ということをご判断いただくための材料になるかと思います。
筆者の私(深谷)は、独自の動画配信サービスの制作・運営のお仕事をさせていただいている開発者です。
YouTuber様や企業様、クリエイター様の独自動画配信サービスの制作や運営をさせていただいており、また動画配信サービスに係るコンサルティングやアドバイザリングも多くさせていただいております。
昨今、「貴方独自のサブスクサービスを作ることができる」というサービスが次々と誕生しています。
本記事を読んでいただくことで「動画配信サービスに関する専門家が、mediableというサービスについて、どう考察しているのか」ということについてもお知りいただければと思います。
そのうえで、mediableというサービスが「貴方のニーズに合ったサービスであるのか」ということをご認識いただき、「貴方にとって本当に正しい選択をする」ための一助となれば幸いです。
mediable(メディアブル) のメリット・デメリット
ここでは、mediableのメリットとデメリットについて、他の有名サービスとの比較を交えながら解説します。
mediableのメリットとは – 誰でも簡単にサブスクができる。そして安い –
mediable(メディアブル)では、専門知識や専門技術を必要とせず、誰でも簡単に動画や投稿を定額化(サブスク化)することができます。
したがって、開発エンジニアや専門家を雇わずとも自力で、貴方のサブスクサービスを作ることができます。
mediableの競合には「YouTubeメンバーシップ」があります。
YouTubeメンバーシップの手数料が30%であるのに対して、mediableでは18.6%です。
よって、YouTubeメンバーシップにてマネタイズをされている方にとっては、プラットフォームに取られる手数料を安くすることができるため、mediableを利用する方が優位となります。
mediableとYouTubeメンバーシップの機能の比較については、後述する mediable(メディアブル)と 、他サービスの比較 にて解説します。
mediableのデメリットとは – サービスの「独自ブランド化」ができない –
mediable(メディアブル)の利用するうえでのデメリットは、貴方のサービスを独自ブランド化ができないことです。
貴方がmediableにてサブスクサービスを始める場合、貴方のサービスはmediableの中にあるサブスクサービスというスタンスとなります。
やや技術的なお話になりますが、mediableでサービスを始める場合、そのサービスは貴方独自の独立したサービスにすることはできず、mediableのなかにある1つのサブスクサービスという位置づけになります。

mediableでサービスを始める場合、mediableというプラットフォームの1サービスとして、サブスクサービスを作ることになるため、mediableの規約変更や手数料変更、そのmediableの判断・裁量による影響を受け続けることとなります。
これは、YouTube及びYouTubeメンバーシップでも同様です。
YouTubeにて動画配信されている方であればご承知かと思いますが、
YouTubeのなかの「いちYoutuber」としている限りは、YouTube運営側(Google)による突然の「規約変更」や「広告単価の変更」に振り回されることとなります。
YouTubeであれ、mediableであれ、あるプラットフォームのなかの「いちクリエイター」としている限りは、プラットフォーム(YouTubeやmediable)の都合を全て受け入れる必要があり、そして彼ら(運営側)のルールや変更を遵守しなければなりません。
mediableに限ったことではありませんが、貴方があるサービスを利用して、サブスクサービスを始めたとします。
そして貴方は、そのサービスの品質を良くするため、また少しでも多くの売上を上げるために、多くの時間と労力を費やしていくこととなります。
ここで注意していただきたいのが、貴方が費やすその時間と労力は「独自ブランドとしての貴方のサブスクサービス」に当てたものではなく、「mediableのなかにある1サービスとしての貴方のサブスクサービス」に当てたものとなります。
要するに、貴方の時間と労力は、あなたの独自のサービスブランドに当てた投資とはならない、ということです。
このようにmediableにおいてサブスクサービスを作る場合においては「完全な独自ブランドとしてのサービスが作れない」という点をあらかじめ理解していなければなりません。
昨今、YouTuberの間では「YouTubeというプラットフォームに依存するリスクを回避するために、独自の動画配信サービスを自前で作る」という流れがあります。
例えば、YouTubeにてチャンネル登録者数240万人を有するメンタリストDaiGo氏は、独自の動画配信サービス「Dラボ」を、2020年10月にリリースされました。
DaiGo氏が作った「Dラボというサービスについて」、また「なぜDaiGo氏は、独自の動画配信サービスを作らなければならなかったのか」ということについて詳しくは、以下の記事で解説しております。
mediable(メディアブル)と 、他サービスの比較
mediable(メディアブル) とYouTubeメンバーシップの機能比較です。
また、独自の動画配信サービスを作ることができる世界No.1サービスとして評されるUscreenについても比較対象とすることとします。
Uscreenとは、貴方のサブスクサービスを完全に独自ブランド化することができるサービスです。
先述では、mediableとYouTubeメンバーシップの比較を交えながら、mediableについて解説をしてきました。
しかしここでは、少し性質が異なるUscreenを比較に追加することとします。
なぜなら、完全な独自ブランドとしての動画配信サービスを作ることができるUscreenを比較に入れることで、mediableのサービス機能や品質の立ち位置についてよりお分かりいただくことができるためです。
mediable | YouTubeメンバーシップ | Uscreen | |
手数料 | 18.6% | 30% | 会員毎に$0.5 |
独自ドメイン化 | × | × | 〇 |
サブスク化 | 〇 | 〇 | 〇 |
費用 | 無し | 無し | 月額$79~ |
独自アプリ化 | × | × | 〇 |
サイトデザインのカスタマイズ | × | × | 〇 |
動画販売 | × | × | 〇 |
動画レンタル | × | × | 〇 |
アナリティクス(分析) | 〇 | 〇 | 〇 |
複数動画のパッケージ販売 | × | × | 〇 |
投稿フィード | 〇 | 〇 | ×(実装予定) |
ライブ配信 | ×(実装予定) | 〇 | 〇 |
投げ銭 | ×(実装予定) | 〇 | × |
規約の縛り | 有 | 有 | 無 |
Uscreenとは – 独自ブランドで、サブスク動画サービスが作れる世界No.1サービス –
Uscreenとは、貴方独自の動画配信サービスを作ることができる世界No.1と評されるサービスです。
Uscreenを利用することで、Amazon Prime VideoやNetflix、またYouTubeにてチャンネル登録240万人を有するメンタリストDaiGo氏が作った「Dラボ」のような、独自の動画配信サービスを作ることができます。
また貴方独自の動画配信サービスを、独自アプリ化(iOSやAndroid等)することもできます。
海外で世界No.1と評されるこのUscreenは、その機能やサービス品質が最高品質であるにも関わらず、
月額たった$79から利用することができるという超格安サービスでもあります。※おおよそ月額8,000円
私自身も、Uscreenを通じて、企業様やYouTuber様への独自動画配信サービスの制作・運営をさせていただいています。
Uscreenについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
Uscreen以外にも、動画配信サービスを作ることができるサービスはあります。
ただ世界No.1サービスと評されるUscreenに肩を並べることができるサービスは海外でも無く、狭い日本市場を主戦場としている日本産サービスとは、全く比べ物にならないのが実情です。
Uscreenと他の日本産サービスの比較について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
お気軽にご相談ください
今回は、mediableのサービスの特徴やメリット・デメリットについて、他のサービスとの比較を交えながらご説明させていただきました。
また、本記事にてご紹介させていただいたUscreenというサービスに関して、当方ジェピスタでは、これまでに多くの方々から「自社が構想している独自の動画配信サービスを、Uscreenで実現することができるのか」というご相談をいただいております。
もし貴方が「動画配信サービスをお作りになりたい」とお考えで、そのサービスを「貴方の独自ブランドとして制作・運営されたい」とお考えであれば、お気軽にご相談いただけばと思います。
「どのようなサービスとしたいか」というサービスの構想をヒアリングさせていただいたうえで、それが「Uscreenで実現できるのか」ということをご一緒に考えさせていただきます。
Uscreenのプロであるジェピスタだからこそ、できるお力添えをさせていただきます。
ご相談は無料です。お気軽にどうぞ。 » ご相談・お問い合わせフォーム